昨日のエントリーで紹介したTBS 筑紫哲也のNEWS23內(nèi)で11月23日に放映された特集「ネット時(shí)代のジャーナリズム論」についてe_r_i_c_tさんが興味深いツッコミをされている
(參考⇒不可視型探照燈:「TBS?News23「ネット時(shí)代のジャーナリズム論 」(1)-紹介された「調(diào)査結(jié)果グラフ」に突っ込みを入れる」)
ところが、e_r_i_c_tさんによると、同じギャラップ社が行った2005年9月時(shí)點(diǎn)の世論調(diào)査では50%の人しか信用していないという結(jié)果が存在しており、「どうしてTBSはギャラップ社の最新の世論調(diào)査結(jié)果を使わなかったのか?」という突っ込みがされている。
更にギャラップ社のデータベースではTBSが紹介した2005年5月の世論調(diào)査結(jié)果というのが確認(rèn)出來ないらしい。
そこでオレも調(diào)べてみた。
ギャラップ社の2005年9月のメディア信頼度調(diào)査結(jié)果に関するオリジナル記事は⇒コレ
會(huì)員登録しないと最初の一段落しか見れないが、ギャラップ社の會(huì)員になって該當(dāng)記事全文にアクセスしてみると、メディア信用度について以下のような記事とグラフが続いていた
Trust in Media Up This Year, Still Lower Than in Recent Years
The poll, conducted Sep. 12-15, finds that half of Americans say they have a great deal (13%) or fair amount (37%) of trust and confidence in the mass media, while the other half say they do not have very much trust (37%) or none at all (12%). The current results show an increase in the public's trust and confidence in the media since last year, but the results are still slightly lower that what Gallup has recorded in recent years.

When Gallup first asked this question in 1972, trust and confidence in the mass media was much higher than it is today, with 68% Americans expressing confidence in 1972; the high point on this measure came in 1976, when 72% of respondents said they had a great deal or fair amount of trust and confidence in the media.
By 1997, when Gallup resurrected the question, this sentiment had declined substantially. Still, a majority of Americans, 53%, expressed confidence in the media. These results showed only modest variations between 1997 and 2003 before dropping substantially to 44% last year, matching the low point of the trend. Confidence in the media has rebounded somewhat this year, but still remains below recent levels.(後略)
by Joseph Carroll
GALLUP NEWS SERVICE?。⊿eptember 27, 2005)
(調(diào)査方法と設(shè)問及び調(diào)査結(jié)果詳細(xì)は⇒コチラ)
英文読むのがカッタルイ人はグラフだけ見ても一目瞭然なんだが、ギャラップ社はアメリカのメディア信頼度を最近は毎年9月に調(diào)査している。調(diào)査結(jié)果によると信頼度はTBSが紹介したデータより遙かに低く、1997年以降ずっと50~55%前後で推移している(昨年は一時(shí)的に44%まで落ち込んでいる)。
一方でTBSが紹介したギャラップ社の2005年5月調(diào)査結(jié)果というのを探してみようとギャラップ社のサーチエンジン(コレとかコレ)で「media trust」や「media credibility」のような関連しそうな単語を駆使し調(diào)べてみたがどうしても見つからない。
TBSが金を払ってギャラップ社に特別に2005年5月にアメリカのメディア信用度について調(diào)査を?qū)g施させたという可能性が有るには有るが、もしそうだとしてもTBSが言うような73~74%のメディアへの信頼度を示すようなギャラップ社の世論調(diào)査結(jié)果は1972年まで遡れねば存在しない。
つまり「マスメディアを信用しますか?」という同じ質(zhì)問に関して、年一回行われる定例アンケートで50%そこそこの調(diào)査結(jié)果だったのが突然TBSに依頼された時(shí)だけ74%に跳ね上がるとは(つまり44%⇒74%⇒50%なんて動(dòng)きは)、よほどアコギな誘導(dǎo)質(zhì)問でもしない限り、とても理解できない。
100000萬歩譲って、ギャラップ社がTBSに依頼されて2005年5月にアコギな誘導(dǎo)質(zhì)問を行い「73-74%の人がメディアを信頼する」という調(diào)査結(jié)果が出ていたとしても、2005年9月に同じ質(zhì)問の最新調(diào)査結(jié)果が発表されているのだから、新しい結(jié)果を使って分析するのが「真実を國(guó)民に伝える社會(huì)の公器としての報(bào)道」が果たすべき最低の責(zé)務(wù)だろう。
筑紫哲也のNEW23は特集の中で、ギャラップ社2005年5月の調(diào)査結(jié)果を全面に押し出して「ネット全盛の現(xiàn)在でも、いまだ73-4%もの人がメディアの報(bào)道を信用しているという調(diào)査結(jié)果がある」と強(qiáng)調(diào)し、「ブログは誰が書いてるか分からないから信用ならない。メディアは信頼されているし必要だ」みたいに論じていたが、実はNEWS23は2005年9月に行われた最新の世論調(diào)査を無視して自分達(dá)に都合の良い結(jié)果が出ている2005年5月の調(diào)査結(jié)果だけを紹介。それどころか、ギャラップ社の2005年5月の調(diào)査結(jié)果(74%がメディアを信頼する)は明らかに不自然な數(shù)値で存在自體も不明、ひょっとしたらデッチ上げの可能性すらあり、しかもそれが「メディアの信頼度」に関する調(diào)査結(jié)果だっつー大笑いのオチ。
この件酔夢(mèng)ing Voiceの西村幸祐さんも興味を示されているので、メディア側(cè)に居る立場(chǎng)からも是非突っ込んでいただければと思う。
「世論調(diào)査」というものがマスコミの我田引水報(bào)道のためにどのように捻じ曲げられているかを証明する絶好の參考例になるな、こりゃ。
さてさて、あなたは筑紫哲也のNEWS23をどれ位信用しますか?
■□■參考エントリー■□■
11月23日の動(dòng)畫がアップされていました⇒筑紫哲也NEWS23 動(dòng)畫置き場(chǎng)
Irregular Expression:
NEWS23がやったのは捏造ではなく詐欺でした
NEWS23筑紫哲也は日本のダンラザーになりたいのか?(テキスト起こし有り)
不可視型探照燈:
メモ:米國(guó)における主要な機(jī)関への信頼度調(diào)査
TBS?News23「ネット時(shí)代のジャーナリズム論 」(1)-紹介された「調(diào)査結(jié)果グラフ」に突っ込みを入れる